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公開日:2019年5月24日

公募キュレーターが決定しました

NEWS:アネックスサイト

さいたま国際芸術祭2020「Art Sightama」における、旧大宮図書館で行われるアートプロジェクトのキュレーターが、公募の結果、戸塚 愛美(とつか まなみ)氏に決定しました。さいたま市ゆかりの若手キュレーターが、旧大宮図書館でのアートプロジェクトを盛り上げます!

戸塚愛美(とつか まなみ)

1992年千葉県生まれ。武蔵野美術大学芸術文化学科卒業。
キュレーター/アートマネージャー。北千住エリアを中心とした地域型アートプロジェクト「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」事務局、一夜限りのアートイベント「六本木アートナイト」実行委員会事務局など、地域に根ざした芸術文化事業に携わる。ライフワークとして「なぜその人がその人たりえるのか」という問いについて考える。

さいたま国際芸術祭2020にかける思い

遠山ディレクターと戸塚キュレーター

わたしにとって特に大宮エリアは、10代のころの遊び場や通学路として、とても親しい場所でした。大宮で芸術に触れる機会が少なかった自分自身の体験から、特に感受性豊かな年頃の方々に芸術祭からたくさんのことを感じてもらえるとうれしいです。このプロジェクトでは、芸術祭の全体のテーマである「花」から想像したこと、さいたま市の街から感じたもの、そして伝えたいメッセージも織り交ぜ、日常を少しだけゆるやかに解きほぐすような、多様な価値観を提示していきたいと考えています。旧大宮図書館が、まだまだ知られていないアーティストの活躍の場や今後の活動を広げるきっかけとなる場となることと同時に、さいたまの奥深い面白さを伝えていく舞台となることを目指しています。(戸塚愛美)

遠山ディレクターが期待していること

さいたま国際芸術祭2020では、「多彩な人材と発想の参加」を重要視しています。
 今回のキュレーターの公募では、戸塚愛美さんというキュレーターと出会うことができました。彼女の伸びやかで繊細な発想から、新しいさいたまへの眼差しと展開が生まれることを期待しつつ、彼女自身の可能性が開かれる機会となってくれることを願っています。
 時に悩みながらも楽しげに投げかけられてくる彼女のアイデア、そして彼女自身の物語とアーティストによって会場となる旧大宮図書館の世界が紡がれていくことでしょう。(遠山昇司)

遠山ディレクターと戸塚キュレーター