PROJECT

yoyo.のたんぽぽ号 yoyo.

2020年10月17日 - 2020年11月15日

メインサイト:展示/イベント

yoyo.《yoyo.のたんぽぽ号》、さいたま国際芸術祭2020/Photo:丸尾隆一

 撮影:Yuri Manabe

yoyo.は「たべることはいきること。おいしいやさいはみんなのいのちをつなぐ」をコンセプトに、店舗を持たない定食屋「VEGEしょくどう」を展開し、新潟市内に料理店「mountain△grocery」(マウンテン・グロサリー)を構える料理家です。
本芸術祭出品作は、作家がさいたま市をリサーチ中に旧大宮図書館内で展示されていた一枚の移動図書館の写真を見たことがきっかけでつくられました。yoyo.の祖父である有山崧氏は、戦後日本の公共図書館活動に大きな転機を促した『中小都市における公共図書館の運営』(1963年。『中小レポート』)の発行の中核的な人物として知られています。また、有山氏が日野市長(東京都)を務めていた1965年には、『中小レポート』で記された理念を元に日野市立図書館が移動図書館「ひまわり号」を開始したことで、より多くの市民が図書に触れる機会が生まれました。
yoyo.は自身の祖父である有山氏が目指した図書館の民主化や一般市民の利用拡大の思考や行動を継承しつつ、本の代わりにアート体験を積み込んだ移動屋台を自ら引っ張りまちを巡る作品を考案しました。作家が展開する一連のパフォーマンスとインスタレーションは、「ひまわり号」の誕生により多くの人が本と出会い、そこからさまざまな学びや感情を育んだように、日常の中でアートと出会う機会を作り出そうとしました。しかし、新型コロナウイルスの影響によって当初のプランを実施することができなくなったことから、映像作品とリアルタイム配信によるパフォーマンスに一部内容を変更し、新しい日常に即した形で作品を発表します。

ご観覧の皆さまへ

旧大宮区役所に眠っていた車椅子と木の戸棚で作られた小さな屋台は、
移動図書館のようにどこにでも行くことができます。
ただ、並んでいるのは「本」ではなく、「生薬」で作られたエキス。
「本」と「生薬」… 両者とも、ただちに影響はなくても、それを摂り続けることで
内面から不調や問題を解決するのに役立つものです。
また、本になぞらえ、そのひとつひとつにタイトルをつけました。
花言葉や効能に関することなどから連想したものになっています。
以下の「yoyo.のドリンク・セッション」 をご一読の上、ご参加ください。
あなたのためのドリンクをお渡しします。

yoyo.

生薬監修 : 杉本格朗(杉本薬局)

展示

2020年10月17日(土)-2020年11月15日(日)月曜休館

12:00-18:00(最終入場17:00)

yoyo.のドリンク・セッション

問診票に従い、あなたの本や図書館にまつわる思い出を教えてください。あなたのためのドリンクをお渡しします。

応募期間:2020年10月17日(土)-11月1日(日)※定員に達し次第終了
定  員:20名
ドリンク受け渡し方法:11月7日(土)、8日(日)12:00-18:00、旧大宮区役所1階にて

問診票は以下よりダウンロードをお願いいたします。

yoyo.ドリンク・セッション問診票

詳細につきましては、ご予約後にご連絡差し上げます。

yoyo.のドリンク・ライブ調合 & アーティスト・トーク

上記のドリンクを調合する様子を、ライブ配信いたします。ライブ後、担当キュレーター(inVisible 林 曉甫、菊池 宏子)とアーティスト・トークを行います。

2020年11月3日(火・祝)
[ライブ調合]14:00-15:00
[アーティスト・トーク]15:00-15:30(※時間が変更となりました)

ライブ配信URL:https://www.youtube.com/channel/UC8Uf0n8-qNJdUvM9BAA3y_w/

会場

旧大宮区役所1階

さいたま市大宮区大門町3-1

※「大宮駅」下車、東口より徒歩で約5分