ミヤケマイ《天は⾃らを助くるものを助ける》、2013、インスタレーション/磁器、「白粉花」ポーラ ミュージアム アネックス、2013 / Photo:Satoshi Shigeta
日本人の繊細な美意識や感覚を、工芸から人工知能のようなテクノロジーまで手工芸品として同列に扱い、過去、現在、未来をつなぐことによって、物事の本質を問う作品を主体とする。2008年パリ国立大学美術大学大学院に留学。媒体にとらわれない表現方法は、骨董、工芸、現代アート、デザイン、プロダクト、文学と既存のジャンルを問わずに天衣無縫に制作発表。また講談社などから短編小説を刊行するほか、2018年からはSHISEIDO THE STOREウィンドウギャラリーアートディレクターに就任するなど幅広い活動を展開する。
主な展覧会には、東アジア文化都市2018金沢「変容する家」金沢21世紀美術館(2018)、「BOTANICA」釜山市美術館(2018)、「アート&デザインの大茶会 マルセル・ワンダース、須藤玲子、ミヤケマイ」大分県立美術館(2018)、「時を超える:美の基準 Throughout Time:The Sense of Beauty」ICOM京都大会/二条城・世界遺産登録25周年記念(2019)、個展では「神在」しぶや黒田陶苑(東京、2018) 、「兆し」壺中居(東京、2014)、「神は自らを助くるものを助ける」ポーラ美術館(神奈川、2013)、ほか多数。羽鳥書店などから計4冊の作品集が出ている。最新作品集『蝙蝠』を2017年に刊行。
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