ヨコハマトリエンナーレ2014、釡芸の空気感とともに展示
さいたま2020のたまひかり
釡ヶ崎は大阪市西成区の一部の地域をさしますが、地図にあるわけではありません。「釡ヶ崎」とは、人生のなかで寄る辺がない、ひとりぼっちのような気持ちになったりする状況なのかもしれません。そこに表現しあう場があると、さまざまなおもしろいことが起こるのです。弱さがちからとなるのはこんな時です。ささやかですが、どっこい、しぶとく、ふてぶてしく、ほがらかに。
2012年より大阪市西成区釡ヶ崎でスタート。NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)が運営する。釡ヶ崎の街を大学に見立て「学び合いたい人がいれば、そこが大学」として、地域のさまざまな施設を会場に、ゆるやかなプロジェクトとして展開。天文学、哲学、美学など、年間約100講座を開催中。近年は釡ヶ崎に暮らす人たちの高齢化により、記憶や記録にも注力しながらも、「であいと表現の場」として活動する。近隣の高校や中学校への出張講座や大阪大学との協働講座も実施する。主な展覧会・公演に、「ヨコハマトリエンナーレ2014 」(神奈川)、「表現の森」(アーツ前橋、群馬、2016 )、「鳥の演劇祭9 」(鳥取、2016 )、「釡芸がやって来た!」(大岡信ことば館、静岡、2017 )、「えぇ街やで。ここは~釡ヶ崎芸術大学の日々」(るんびにい美術館、岩手、2018 )など。