Sightama Art Center Project オープニングイベントの様子 2019年8月10日 市民会館おおみやにて
『Sightama Art Center Project』は生活都市さいたまで、市民や来場者自身のライフスタイルに合わせた「アートへ参加する習慣」をつくりだすプロジェクトです。今回の芸術祭を機に、作家と市民が協働し継続的なアートの場づくりを試みる「浅見俊哉・青木裕志・山本未知・懸谷直弓・小林未季」の5人のメンバーが集いプロジェクトを展開しています。5人がそれぞれ分野の異なる創造力を持ち寄り、「日常賛花―さいたまでアートに参加し・伝え・感じ合う」を合言葉に、2019年8 月から芸術祭会期中まで、約70のアートプログラムを継続して開催しています。芸術祭後も続く、しなやかで逞しいアートの場を皆さんとつくっていきたいと考えています。
浅見俊哉
1982年東京都葛飾区生まれ。現在埼玉県在住。美術家、写真作家、造形ワークショップデザイナー。2006年文教大学教育学部美術専修卒業。「時間」と「記憶」をテーマにカメラを使わない写真作品(フォトグラム)を制作する一方、その魅力を伝えるワークショップを全国各地で開催する。「つくること」と「つたえること」の両輪をもって活動することが自身の芸術活動であると考え、制作者と鑑賞者の創造力を双方向に生み出す「場」や「時間」を精力的につくりだしている。「さいたまトリエンナーレ2016 」ではSMF学校のコーディネーターを務めた。
https://asa19821206.wixsite.com/shunya-asami
青木裕志
音楽家・Sightama Art Center Project アシスタントコーディネーター。主に水曜日のプログラムを担当する。grandtreehouserecords、はなしプロジェクト代表。国内外問わず、音楽に関わる組織、運営に、表裏方として尽力し、音楽の表現者の場づくりに関わる。声、響、世界観の表現に特化。
山本未知
1995年埼玉県生まれ、さいたま市南浦和在住。日本大学生産工学部創生デザイン学科卒業。日本建築学会準会員。「coconogacco 」プライマリーコース(第14期生)、「これからの本屋講座」(第11期生)、thirdkindbooks代表。大学の卒業研究をきっかけに書籍との出会いや関わる環境に新たな可能性を提案している。その他、アートプロジェクトの企画、展示構成、アーカイブなども行う。主な展覧会に「Maker Faire Tokyo 2019 」「群馬青年ビエンナーレ2019 」(入選)などがある。
懸谷直弓
芸術家。埼玉県所沢市生まれ。大妻女子大学文学部日本文学科首席卒業後、都市銀行での勤務を経て、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科で学ぶ。在学中にe-Sports「HADO 」のデザイナー兼イベントMCとなり、VR・ARゲーム業界に関わる。2018年に「2.5次元の触覚」が東京都知事賞を受賞し、上野恩賜公園内に展示される。現在は、日本の工場と美術をつなげるための活動である「アート&ファクトリー」をはじめ、愛に触れられる手段を表現するために、作品制作を行っている。
小林未季
人の心に寄り添う楽曲、深く透明な歌声は支持も高い。NAVERまとめやTSUTAYAミュージックプレイリストにおすすめアーティストとして掲載。映画や舞台の主題歌、挿入歌、劇伴。2018年劇伴と主題歌を担当した川崎僚監督『wasted eggs 』がエストニアのタリン・ブラックナイツ映画祭にノミネート。2019年のワンマンライブ「SCREEN 」では“美術館みたいなライブ”をコンセプトに、美しい映像と音楽の融合で観客を魅了した。景色の見えるような音楽で人の心を癒すことを軸に活動を続ける。