公開日:2020年2月10日
全3種類のポスタービジュアルが完成しました
NEWS:お知らせ 3月14日に開幕する、さいたま国際芸術祭2020のポスタービジュアル全3種類が完成しました。「芸術祭のチラシ持った鑑賞者が、アート作品を見ている」というコンセプトのもと作成しています。
世代を超えたさまざまな人に芸術祭を楽しんでいただきたいとの思いを込めて、三名の漫画家を起用し、さいたま国際芸術祭2020の鑑賞者を描きました。
これらのポスターは、市内公共施設や商店街をはじめ、美術館など市内外へ順次配布を行っていきます。
(左)五十嵐大介
【プロフィール】
1969年埼玉県生まれ。漫画家。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。高い画力と繊細な描写で、カリスマ的な人気を誇る。自然の鼓動をダイナミックかつ繊細に描く作風が特徴で、自然物や生き物、風景をテーマにした壮大な作品で知られる。
主な受賞作品、代表作に、『魔女』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)、『海獣の子供』(日本漫画家協会賞優秀賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)、『リトル・フォレスト』『ディザインズ』『人魚のうたがきこえる』などがある。
(中央)しりあがり寿
【プロフィール】
1958年静岡市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業。神戸芸術工科大学教授、横浜美術大学客員教授、日本大学藝術学部非常勤講師。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。新聞の風刺4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年では映像、アートなどマンガ以外の多方面に創作の幅を広げている。展覧会も多数開催、横浜では「日本×画展」(横浜美術館 2006年)、「ゆるとぴあ ーボクたちは世界をボーッと見ているー」(横浜市民ギャラリーあざみ野 2012年)。主な受賞歴に 『弥次喜多 in DEEP』第5回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞(2001年)、『あの日からのマンガ』第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2011年)、『赤城乳業 BLACK シリーズ』第50回ギャラクシー賞CM部門優秀賞、第53回ACC賞テレビCM部門ACCシルバー賞(2013年)、紫綬褒章(2014年)受章などがある。
(右)北沢楽天
【プロフィール】
1876年生まれ。明治から昭和初期にかけて活躍した日本で最初の職業漫画家で、当時「ポンチ絵」として評価の低かった風刺画を洗練された芸術性と社会性のある近代漫画として確立させた。また、日本初のカラー漫画雑誌『東京パック』を創刊し、民衆の立場の代弁者として当時の世相や生活、文化を存分に諷刺した。大宮市盆栽町(現さいたま市北区盆栽町)に居を構え、新しい自宅を「楽天居」と称し、日本画を描く日々を送った。死後、大宮市の名誉市民に推挙され、同市の名誉市民第1号となる。1966年、旧宅跡に大宮市立漫画会館(現さいたま市立漫画会館)が開館した。