PROJECT

太陽の民ーホワイトアウト 平川恒太

2020年10月17日 - 2020年11月15日

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平川恒太《太陽の民ーホワイトアウト》、さいたま国際芸術祭2020/Photo:丸尾隆一

記憶のケイショウをテーマに、絵画を中心とした制作を行う平川恒太。
本芸術祭では、芸術祭のテーマである「花」の向日葵をモチーフに、会場となる旧大宮区役所でかつて使われていた什器や、展示されていた圓鍔勝三による彫刻作品で構成される霧のインスタレーション、絵画、立体作品などで囲まれた空間を起点にケイショウを行います。
旧大宮区役所が建設された1966 年は、政界で「黒い霧事件」が問題になった年でもあります。
行政の現場である区役所、戦前から戦後に至る中で作品テーマが変遷する圓鍔勝三の彫刻、太陽を向いて一斉に咲き誇る向日葵、そして霧。絶えず形を変え変化し続ける我々の社会の中で、1966 年から2020 年に一体何がケイショウされているのかを考えさせられます。
目に見えるもの/見えないものの両面から、人々の記憶にアプローチする本作は、枯山水の庭園に通じるものを感じることでしょう。

日時

2020年10月17日(土)-2020年11月15日(日)月曜休館

12:00-18:00(最終入場17:00)

会場

旧大宮区役所2階

さいたま市大宮区大門町3-1

※「大宮駅」下車、東口より徒歩で約5分