《クラシックなラジオ体操》、2017、©NPO法人インビジブル/Photo: Hajime Kato
古代より世界のあらゆる地域で「夜」は死や恐怖の象徴であり、同時に想像力の源泉でもありました。その大きな理由は、文明以前の世界において、夜は今よりもはるかに深い深い闇に包まれたためではないでしょうか。そしてその漆黒の闇の奥に、人は己の心の奥底にある曖昧なもの̶̶恐怖、ノスタルジー、熱狂̶̶を映し見たのでしょう。
日本フィルハーモニー交響楽団による一夜限りのサイトスペシフィックな作品は、クラシック音楽という古典的なメディアを使い「夜」と「闇」を捉え直し、「夜」の恐怖や狂気、熱狂といった非日常の世界を音楽で体験することで、新たに生きるための想像力やエネルギーを得るイベントです。その場所へと来場者を誘う役割を、本来は昼、すなわち命、肉体、理性の世界への序曲であるべきラジオ体操が、夜の闇への序曲としてのもうひとつの姿によって担います。
日時
2020年11月7日(土)
20:00-21:00(開場19:30)
会場
メインサイト(旧大宮区役所)1階 フランク・ブラジガンド展示エリア
さいたま市大宮区大門町3-1
※「大宮駅」下車、東口より徒歩で約5分
参加方法
無料・完全予約制 定員30名(先着順)
定員に達し次第受付を終了いたします。予めご了承ください。
満席につき予約受付は終了いたしました。キャンセル待ち、当日受付もございません。ご了承くださいますようお願い申し上げます。
※公演中のビデオ・カメラの撮影及び携帯電話の使用は固くお断りいたします。
※公演中は撮影を行い、後日WEBサイトで配信予定です。客席が映り込む可能性がございます。予めご了承ください。
※来場時の検温やマスクの着用、鑑賞時の社会的距離の確保などをお願いするとともに、会場の消毒、清掃、換気などを実施いたします。
※未就学児の入場は、ご遠慮ください。
制作・協力
日本フィルハーモニー交響楽団メンバー(弦楽四重奏):
ヴァイオリン:竹歳夏鈴
ヴァイオリン:佐藤駿一郎
ヴィオラ:中川裕美子
チェロ:大澤哲弥
語り・進行:巖谷陽次郎
企画:別府一樹
制作:井原由紀